BigMoonについて

趣旨

 阪神・淡路大震災以降東日本大震災、西日本豪雨災害と様々な災害が起こっております。復興・復旧に向けて、被災者支援に多くの諸外国・企業団体・ボランティア等の協力に支えられてきました。
 私は、阪神・淡路大震災で被災しました。復興までの間、お世話になった移住先では観光産業は振るわず地域の活力に乏しいと感じ、又子供が小さい為に正社員での雇い入れが難しくパートや派遣社員の低賃金で働くシングルマザー達にも多く出会いました。私が被災した事がこの事業を立ち上げるきっかけとなり移住先での所感によりセミナーなどを開催し人々に寄与できると考えます。

 初めにシングルマザーの支援事業ですが、日本の母子家庭は100万世帯以上あると言われ約8 割が離婚によるものであり、労働条件の悪化により貧困にさらされる現状です。母子家庭も徐々に改善され社会的な偏見は減ってきたもののまだまだ存在し、特に非婚の母子家庭に対する偏見は根強く残っております。また養育費を支払う父親も少ないのが現状のようです。貧困・父親の暴力などでPTSDになる母親も多いと聞きます。政府も対策を打ってはいますが、中々進まないのが現状です。私どもはそういった母子家庭に少しでも心の面で役に立ちたいと考えております。 子供たちを一日母親の元から預かり、父親がよく子供とするキャンプやスポーツで楽しんでもらい毎日、忙しく働く母親にリフレッシュの時間を与え心に余裕を持って頂く事で子育て支援をしていきたいと考えております。

 次に地域の観光、復興、災害の支援事業ですが、地域内外の人的交流を生み出す「観光」が地域の活力づくりに果たす役割は非常に大きく、又災害、復興が大きく日本の経済や地域の観光産業を揺るがす問題となっております。両者を切り離せないのが現状です。国内・外国人観光客を誘致し、地域の観光産業が活発になることで災害復興の取組みが加速できると考えております。当法人は観光アプリの開発を支援する事で地域創生に役立つと考えております。

 最後に諸外国のイベントの支援等、国際協力に関する支援事業です。国際交流・協力によりアメリカ、アジアをはじめとする諸外国についての理解を深め、国際社会に関する知見を広げるとともに、多文化共生社会の意義と課題を学習し、主体的に国際交流・協力分野での社会貢献活動に参加する姿勢が大事ではないかと考えています。またアメリカは、東日本大震災では「ともだち作戦」を行っており日本の災害に大きく貢献した経緯があります。故に災害・復興といったことでもわかるように国際協力・国際交流が不可欠ではないかと考えております。

 今回法人として申請するに至ったのは、個人や任意団体としての活動では信用力が乏しく地域の行政や関連団体との連携を深める観点から、社会的に認められた公益的な組織にした方がよいと考えたからです。また駐大阪・神戸米国総領事館からも今後の幅広い活動を期待されており、NPO法人として活動することが適切だと判断しました。近畿だけではなく関東居住者等の理事就任の計画もあり、人材も充実させ全国で活動ができると確信しております。都道府県、市町村と協力によって各地域での展開がしやすくなり地方創生の為の観光産業や災害対策の支援、国際活動の協力、シングルマザーの子育て支援など公共の福祉と安心・安全な社会の維持、発展に寄与出来ると考えております。

2019年12月9日
NPO法人 BigMoon
設立代表者  望月 靖夫